四十肩・五十肩

どのような症状でお困りでしょうか？

　四十肩・五十肩は正式には肩関節周囲炎と言って、関節周囲を取り囲んでいる筋肉や関節を包む袋に炎症を引き起こしている状態です。進行程度により、急性期・拘縮期・回復期があり痛みの強さや関節可動域の制限に違いが認められます。

　
　初期の急性期では、強い痛みにより関節の動きが制限されており、最も辛い状態です。徐々に痛みが落ち着いてくると可動域の制限だけが残り徐々に回復していき、自然治癒によりおおよそ１年〜２年で治ると言われていますが、最終的に可動域制限が残ってしまうことがほとんどです。

　そして、残っている可動域制限が他の組織に負担をかけることでまた別の疾患に繋がっていきます。そのため、痛みが落ち着いていても肩関節の正常な動きを取り戻すことが重要と言えます。​

　では、肩関節周囲に炎症が起きてしまう原因ですが、実は発症する前から着々と進行しているのです。症状が現れるときは何かしらの動作をきっかけに感じることが多いため、捻ってしまったのかなと思うかもしれません。しかし、姿勢の影響などにより関節の不安定性を招き、一部の組織に負担がかかることでコップの水が溢れるように炎症が起きるのです。

　肩関節は上腕骨の比較的大きなボール状の骨頭と、肩甲骨側の小さな受け手からなります。その周囲を回旋腱板というインナーマッスルが骨頭を掴むような形で存在しており、その上に大きなアウターマッスルがあります。このインナーとアウターが協調して働いていれば、肩関節はスムーズかつ安定して動かす事ができるのですが、どちらか一方でも機能が落ちていれば関節に対して負担がかかってくるのです。

　これらの組織を緩めるだけでなく、適切な位置に戻し機能させることで関節は正常化し痛みの改善や正常可動域の獲得が可能になるのです。

　当院では、施術によって筋肉を緩めるだけなく、的確な運動によって筋肉の本来持っている働きを正常化していきます。病院や接骨院に通ったけどなかなか改善しなかった方は、そもそものアプローチ方法が間違っていたのかもしれません。

　辛い肩関節痛から早く解放されたい方は当院へご連絡ください！