マタニティ整体

妊娠中は出産に向けて徐々に変化していきます。

　人生の中で唯一、妊娠中しか産生されないリラキシンというホルモンがあります。このホルモンは妊娠してから約3ヶ月を過ぎたあたりから産生され、骨と骨を繋いでいる靭帯や筋肉などの組織を緩める作用があるのです。

　そのおかげもあり、骨盤に胎児が成長するためのスペースが生まれ、産道が広がるのです。

　お腹には腹直筋という、大きな筋肉が存在します。この筋肉は「腹筋が割れている」「６パック」といった表現をされますが、実際には割れている訳ではなく、中心に硬い線維（白線）があることでそのように見えるのです。

　ですが、妊娠中はこの白線が実際に割れてしまう腹直筋離開という現象が起こってしまいます。産後はこの影響が残っていることから、お腹に力が入らない、骨盤がグラグラするといった症状が現れるのです。

　妊娠中は羊水と胎児を合わせて約5kg以上の重さが骨盤底部にかかり続けています。この骨盤底筋は内臓を支えていたり、呼吸に関わる筋肉であり、いわゆる体幹部分に大きく影響しているのです。そのため、この筋肉に問題が起こると様々な不調を引き起こしてしまうのです。

　出産時には産道の拡張と共にこの筋肉が伸びてしまってり、損傷することがあるため、妊娠中からこの筋肉を鍛えかつ柔軟性を出しておくことが重要なのです。

　多くの妊娠経験者の方は、呼吸の浅さを経験します。これは、胎児の成長とともにお腹の皮膚が伸長され、横隔膜が引っ張られることが原因なのです。出産時には呼吸がしっかりと行えているかで、スムーズに出産できるかに関わってきます。

　深呼吸をして吐いた息が15秒以上（頑張り過ぎないように）続けられれば理想ですが、あなたはどのくらい続けられるでしょうか？

当院のマタニティ整体で妊娠中のお悩みからも解放され妊婦生活を満喫しましょう！

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