何院通っても改善しなかったあなたへ

　今まで病院や接骨院など何院か通ったけど改善されず、辛い思いをしてきましたね。　あなたはの症状が良くならなかったのには３つの理由があります。

① あなたのお悩みの症状が病院や接骨院の範囲ではなかった
② 施術者があなたに合う施術を選択できなかった
③ 原因がそもそも違っていた

　あなたが今まで通ってきた病院や接骨院は保険診療を基本としており、その範囲の中で物理療法や徒手療法を行なっています。

　そのため、あなたが今悩んでいる慢性症状は保険適応外となるため、改善していく可能性は低いかもしれません。なぜなら、病院や接骨院は急性期の外傷に対してはプロフェッショナルですが、慢性疾患においては専門外なのです。

　実際には保険の適応外であっても、診断名を偽り保険治療を行なっている病院・接骨院はあるみたいですが、良い話を聞きません。

　
　病院では症状が軽度の場合は痛み止めや湿布の処方、重症の場合は手術を行います。リハビリが必要となった場合は、お医者さんから受けた診断をもとにセラピストがリハビリを行うことができるのです。しかし、このお医者さんとセラピストがうまく連携を取れている所はあまりなく、ほとんどがマニュアル化されたことを指示通りに行っているだけなのです。どんな症状であっても疾患名が同じであれば同じ治療を行う、それでは良くなりませんよね。

　また、接骨院の場合は保険適応となる疾患が「急性もしくは亜急性の外傷のみ」になるため、お悩みの症状が１ヶ月以上、もしくは何年も前から悩んでいる慢性痛の場合は保険適用の範囲ではありません。そのため、その場しのぎ程度の治療成果しか挙げられないのです。安価で受けられる保険診療が良いという方もいらっしゃるかもしれませんが、長期に渡り改善しない治療にお金を払い続ければ、お金だけでなく大切な時間も無駄にしていることになります。

◆ 病院での主な適応疾患

◆ 接骨院での主な適応疾患

　２つ目は、施術者があなたに合った最適な治療を選択できなかったということです。
世の中には強い痛みを伴う施術や、ボキボキ関節を鳴らすような関節矯正を売りにしているところがあります。
　ですが、その強い刺激は患者さんにとって本当に必要なのでしょうか？かえって症状を悪化させてしまってはいないでしょうか。

　このような強刺激を否定するつもりはありませんし、非常に効果的な場合もあります。しかし、先生に「この痛み治るために必要なんです！」と言われれば、「治るなら我慢するしかない」と思ってしまいますよね。当院にご来院いただく患者さんの中には、他院で涙が出るほど痛い治療を受け、それでも治ると信じて我慢をしていたのに結果的に悪化してしまったという方がいらっしゃいます。そこまで我慢をしてしまうと、交感神経の過剰興奮により身体は緊張してより、痛みが強くなってしまうかもしれません。今の時代は患者さまが施術者を選べる時代です。

　あなたの身体が壊れてしまう前に本当にその刺激が自分の体に必要だったのか、疑問があれば必ず聞くようにしましょう。

　最後が原因がそもそも違ったということです。病院や接骨院に通ったことがある方は行く場所によって違うことを言われているかもしれません。院によって考え方や検査の方法、検査にかける時間が違うため判断が異なる場合があります。

　必ずしも検査に長時間をかければ良いというわけではありませんが、身体を見ずに数値や画像所見ばかりをパソコンで見ているお医者さんや、検査もなしにいきなり施術が始まる接骨院では施術者側がちゃんと原因を把握せず、腰痛＝A治療という形でやる事が決められてしまっているのかもしれません。

　腰痛一つとっても、
・上・下・右・左？
・全体・局所？
・前屈・後屈？
など色々な検査をすることで、原因は絞られていきます。

その方一人一人にあった治療を選択しなければ、たまたま良くなることがあっても自分に合うとは限りません。しっかりと検査をして、根本的な原因に対して施術をしてくれる場所を選びましょう。